2012年5月14日月曜日

2・11反「紀元節行動」の警備実施に関する情報公開請求

●2・11反「紀元節行動」に関する情報公開文書が出たけれど…


この間、実行委では右翼を口実にした警察の警備状況のひどさを問題にし続けてきました。
4.29反「昭和の日」行動のデモ申請の際にも、警視庁と所轄の戸塚署への申し入れもしています。

これと関連して、私たちの友人が、警視庁情報公開課で、2・11反「紀元節行動」の警備実施に関する情報公開請求をしてくれました。
結果、開示された書類は、こういうものでした。

全部で44枚あります。けれども、みんなこんな感じ。予想されたことではあるけれど、これでも情報開示でございと1枚あたり30円のカネを取るのか。肝心な部分は全部スミぬり。トナーがもったいないよ。

なお、開示された文書は以下の通りでした。タイトルは微妙に違うけれども、すべて警視庁警備部長などへの報告書です。

 ・戸塚警察署警備課 警備実施結果報告
 ・牛込警察署警備課 警備実施結果
 ・新宿警察署警備課 実施結果報告
 ・第二機動隊 警備実施結果について(2種類)
 ・第三機動隊 警備実施結果
 ・第四機動隊 警備実施結果報告書(2種類)
 ・第六機動隊 警備実施結果報告書
 ・特車機動隊 警備実施結果報告書



2012年5月7日月曜日

警視庁への要請書

 反「昭和の日」実行委員会は4・29行動のデモ申請の際、警視庁戸塚警察署に以下の要請書を出しました。


2012年4月23日

警視庁戸塚警察署長 殿

反「昭和の日」実行委員会

 私たち反「昭和の日」実行委員会は、4月29日、「植民地支配と日米安保を問う反『昭和の日』集会とデモ」を行うにあたり、これまでの実行委員会が主催したデモの経験を踏まえ、4月29日当日の貴職による警備の実施について、申し入れます。
 去る2月11日の2.11反「紀元節」行動においても、デモ申請の際に憲法・法律に基づきデモ警備に関する要望を口頭で伝えていました。しかし実際は、警察による違法な写真・ビデオ撮影や、集会会場前からデモ解散地点にいたるまでの公安警察による参加者の監視が多数みうけられました。また、デモ参加者を圧縮や暴言などの行為で威嚇し続けるなど、実行委員会からの事前の要請の多くは無視された形でした。
 それだけでなく、暴力的な妨害行動を行う右翼に、デモコースや出発時間、解散地点等々の情報を流さないよう、これまでの同様の経験に基づき、あえて要請もしていましたが、デモ行進は事前にデモコース上で待ち構えていた右翼による暴力的な妨害により、危険きわまりないものとなりました。情報は流されたと判断するしかありません。およそ表現の自由を根幹とする法治国家とは言えない事態です。
 以上のような経緯から、3月2日付けで、警視庁警備部長、警視庁戸塚警察署長、警視庁新宿警察署長へ、2.11反「紀元節」行動への警備のあり方について公開質問状を送付し、警視庁戸塚警察署には4人の実行委および関係者が同公開質問状を持って申し入れしましたが、いずれからも真摯な対応はなされていません。
 私たちはこのような事態を繰り返すことなく、思想・信条の自由、表現の自由という権利を街頭で安全に行使していくために、またそのことを前提に集まってくる参加者の安全を守るために、再度、貴職に対し、以下を強く要請します。

1.集会会場付近での参加者の監視行動や、デモ時、デモ参加者の写真やビデオ撮影を行わないこと。デモ隊前後の警察車両からビデオ撮影をしないこと。肖像権侵害は違法行為であるとの認識を周知徹底すること。

2.機動隊の指揮官車を、デモ宣伝カーの前につけないこと
 デモを指揮するのは警察ではないという認識を周知徹底すること。指揮官車はデモを監視しているようにしか受け取れない。

3.右翼のデモ参加者に対する威嚇・妨害行為に対して、警察は便宜をはからないこと。
・右翼に実行委員会のいかなる情報も流さないこと。
・右翼の街宣車をデモコースに配置させないこと。

4.デモ参加者への規制および大音量でデモの示威行為を妨害しないこと
早く歩くように指示したり、デモの後ろから押したりしないこと。不当に左右から挟み込んだり圧縮しないこと。また、大音量によるデモ行進の告知をしないこと。デモ行進は一目瞭然であって告知は不要であり、大音量のアナウンスはデモの示威行為を妨害している。

以上